#07:職場の衛生委員会ってなにをしているの?

メンタルヘルス対策研究所の高橋です。

メンタルヘルス対策に関するあれこれを情報発信しています。

みなさんの日ごろの社内の健康管理やメンタルヘルス対策、ストレス対策に参考にしてもらえると嬉しいです。

職場の衛生委員会は、経営者または管理者代表、労働者代表、産業保健スタッフ、安全員会の代表者、そのほかの関係者から構成されており、労働者の健康と安全を確保し、職場環境の改善に向けて活動するためにさまざまな活動を行います。

代表的な業務を5つあげます。

1.安全の評価と改善

職場内の安全リスクや危険要因を評価し、作業環境の改善策を提案します。例えば、作業場のレイアウトや設備の配置を見直して、落下の危険がないかを確認したり、棚などの固定を確認したり、非常口が確保されているかを確認するなど、安全性を向上させることが含まれます。また災害時の必要物品がそろっているかなども確認していきます。

2.安全教育とトレーニングの提供

労働者に安全な作業方法や危険物の取り扱い方法などを教育し、安全意識を高めます。定期的な安全トレーニングプログラムを実施し、事故やけがのリスクを最小限に抑えるための知識を共有します。

3.事故調査と報告

職場での事故や近視察を調査し、原因を特定します。事故の報告書を作成し、再発防止策を検討します。また、適切な記録を保管し、法的要件を満たします。労働災害の確認や、その状況を共有することも含まれます。またヒヤリ・ハット方向など、重大事故の背景にある多くの軽微な不具合の情報を集め、分析して早期に事故につながりそうな事案をみつけて改善することも重要な仕事になります。

4.安全規則の策定と実施

職場の安全規則や手順を策定し、労働者に周知徹底します。これには、緊急時の対応手順や安全装置の使用方法などが含まれます。定期的な点検や更新も行います。防災訓練などの実施も含まれます。

5.法的規制への遵守

労働衛生法や関連する法的規制への遵守を確保します。適切な安全設備や装置の設置、労働者の安全に関する規定の実施、法的要件の監視などが含まれます。職場で使用されている有害化学物質などの保管や廃棄なども管理する必要があります。

このような活動を通して、労働者が安全に業務を遂行できるようにサポートしていきます。

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