#23:るい痩について思うこと

メンタルヘルス対策研究所の高橋です。メンタルヘルス対策に関するあれこれを情報発信しています。皆さんの日ごろの社内の健康管理やメンタルヘルス対策、ストレス対策に参考にしてもらえると嬉しいです。

ダイエットを試みている方も多いことと思いますが、皆さんは適正体重を知っていますか?

標準体重(kg)=22x身長(m)²で示され、健康維持、病気予防に最適とされる体重です。BMI=体重(kg)/身長(m)²を計算して、BMIが19-24の間であり、その人にとって体格、生活、年齢を考慮してちょうどいい体重なら適正体重と判断します。

多少のやせ気味や太り気味は健康的であり、標準体重をより10%程度多いほうが、健康寿命が長いともいわれています。どうしてもスタイルや容姿にとらわれて、やせることも目指す方も多く、検診でBMI17以下の方にも時々お目にかかりますが、この値は健康上のリスクが高いことを知っていただきたいと思い、今回のブログをかきました。

やせすぎの問題は以下のような重要な問題をおこします。

  • 免疫力低下:感染症への抵抗力が低下して風邪や感染症にかかりやすくなります
  • 筋肉量、体力低下:筋肉量が低下するため体力がおち、転倒リスクもあがります
  • 骨粗しょう症の危険:栄養不足から骨密度が低下し骨折のリスクが上がります
  • 栄養不足による体調不良
  • メンタルヘルスへの悪影響:脳への栄養不足により、意識がぼっとしたり、いらいら、不安、抑うつなどが認められることもあります。
  • 女性の場合は無月経になったり、不妊になったりします
  • 生命の危機:BMI15.5(標準体重の―30%)になったらいつ突然死してもおかしくない状態です。

それでもやせすぎの問題を認められないかたが若い女性には多く認められます。最近ではこのような背景からあまりにやせすぎな女優さんを出演させないなどの処置がとられるようになってきています。健康に働けるスリムさはBMI19-21と理解して、適正体重にして適切な栄養摂取と運動のバランスを考えていただきたいと思います。肥満の陰にかくれて、「やせ」に対する問題意識はあまりないことが多いですが、命にかかわるという点では重度のるい痩はとても危険性が高いです。BMI15程度だと本人は過活動なことも多く、元気だし、問題ないという方が多いですが、たとえ150㎝程度の小柄なかたでも40kg未満の体重は危険が高いことを知っていただきたいと思います。肥満恐怖を背景にもっていたり、神経性食思不振症(摂食障害)の可能性もあります。なかなか体重が増やせない場合は専門的な栄養管理や精神科のフォローが必要になることもあります。体重が増えると自分を認められないとか、自分をいたわったりできない方も多いので、自分に対する受け止め方を整えていくカウンセリングなどが有効なこともあります。

皆さんの健康維持に役立てていただければ幸いです。


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