#22:休暇の効用

メンタルヘルス対策研究所の高橋です。メンタルヘルス対策に関するあれこれを情報発信しています。皆さんの日ごろの社内の健康管理やメンタルヘルス対策、ストレス対策に参考にしてもらえると嬉しいです。

みなさん、最近休暇をどのようにすごしていますか? 今回は休暇の効用を深堀してみまし

休暇には多くのメンタルヘルス上の効果があります。

1.ストレスの軽減

休暇を取ることで、日々の仕事や生活上のプレッシャーから解放され、心身のストレスをリセットできます。リラックスできる環境に身をおくと、ストレスホルモンの分泌が減るといわれています。

2.集中力や生産性の向上

適度な休息をとることで、脳がリフレッシュされて、集中力や思考力が回復します。結果的に仕事のパフォーマンスが向上するので、長期的には効率的に働けるようになります。欧米ではこのため長期休暇の取得が推奨されています。

3.うつや不安の予防

休暇によって気分転換することで、うつ病や不安障害のリスクを軽減できることが研究でも示されています。これは女性の場合はっきりと差がでます。特に自然の中で過ごすことは幸福度を高める効果があるといわれています。

4.自己肯定感の向上

「自分のために時間を使っていいんだ」と感じることは、自己肯定感の回復にもつながります。やりたいことに時間をつかうことで自分を大切にする気持ちが生まれます。

5.人間関係の改善

家族や友人と過ごす時間が増えると、コミュニケーションが深まり、人間関係が良好になります。これもメンタルヘルスの安定には欠かせません。

長期の休暇もリフレッシュには効果的ですが、1-2日間の短期の休暇でも効果があることが知られています。特に仕事が忙しくて休めていないと感じている人や最近イライラしやすくなったと感じている人、集中力が落ちてきたと感じている人、人付き合いが億劫になってしまった人などは、まず休暇をとってのんびりしてみましょう。何もしない時間をあえて作ることも脳の休息のためには必要です。ついついせっかく休みをとったからあれもこれもやろうと予定を詰め込みすぎては逆効果です。また休むことで罪悪感をもつとかえってメンタルヘルスには逆効果なので、いい仕事をするための必要な投資と考えて、休暇と仕事をセットで計画してください。

仕事の充実のためにも必要な休暇です。上手に休息や休暇を組み入れ、仕事の効率を上げるとともにメンタルヘルスを向上させましょう。

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