#18:部下の成長を支える

メンタルヘルス対策研究所の高橋です。メンタルヘルス対策に関するあれこれを情報発信しています。皆さんの日ごろの社内の健康管理やメンタルヘルス対策、ストレス対策に参考にしてもらえると嬉しいです。

4月に入社した社員たちもある程度仕事ができるようになってきているころと思います。特に離職が多い、3か月を何とか乗り越えたころでしょうか。

上司とのコミュニケーションはうまくとれているでしょうか。

新人がメンタルヘルス不調になる時期は初めの適応期と考えられる3から6か月のときと、ある程度業務をひとりでおこなうようになってきた2,3年目の2つの時期があります。これは異動で新しい部署にきて新しい仕事を覚えるときにも危機となる時期なのでちょっと心にとめてフォローしてもらえるといいと思います。

どんな人材でも新しい職場に来た時にはじめから望ましい仕事をこなせる人はまれです。仕事ができるように成長させていくことは上司や先輩の仕事でもあると思います。もちろん、新人たち自身にもやる気というかモチベーションを持っていていただきたいと思うと思うのです。しかしそのモチベーションこそが、周囲の対応によって大きく左右されることを知っていますか?

できればやる気に満ちた社員に育ってもらいたいですよね。

そのために必要なこと3つを今日は紹介しようと思います。

1.正確な目標とフィードバックを提供する

人は目標に向かって進んでいると感じるとモチベーションが高まります。部下に対して、具体的で達成可能な目標を設定し、その進捗を定期的に評価・フィードバックすることが大切です。ポジティブなフィードバックを与えることで、やる気を引き出し、成長を実感させることができます。目標は今できているレベルよりちょっと頑張ればできるレベルを設定するようにします。目標が低すぎてもやる気をなくし、高すぎると圧倒されて自信をなくしてしまうので気を付けましょう

2.信頼と自主性を尊重する:

部下に責任と自主性を与えることで、彼らが自らの仕事に対して主体性を持つようになります。部下に信頼を示し、自己決定権を持たせることで、自分の力で問題を解決し、結果を出すことができると感じると、やる気が向上します。会社の慣習を変更することも考慮の中にはいれておきましょう。時代に即した変化がないと閉塞感が強くなります。

3.感謝と称賛を示す

努力が見えるときや成果を出したときには、感謝や称賛の言葉を積極的に伝えることが重要です。自分の努力が評価されていると感じると、人はより高いモチベーションを持って仕事に取り組むようになります。小さな成功も見逃さずに褒めることが効果的です。

この3つを実践することで、部下のモチベーションを引き出し、適切な部下の成長をうながせますし、職場全体のパフォーマンス向上につながるでしょう。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール